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導入事例のご紹介 【NTT XR】 視覚障がいVR体験イベント

障がい当事者の日常をVRで疑似体験。支援者の理解を深めるイベントを開催。

導入事例のご紹介 視覚障がいVR体験イベント 障がい当事者の日常をVRで疑似体験。支援者の理解を深めるイベントを開催。

概要:支援サポーターの増員と理解促進を目指し、VR体験イベントで新たなつながり作り

台東区社会福祉協議会様とNTTラーニングシステムズが共同で開催した、障がい者サポートに関心を持つ方に向けた体験イベント「視覚障がいをVRで考える」。

コロナ禍により、障がい者支援サポートの活動も制限されるなか、新たなサポーターとのつながり作り、視覚障がいへの理解促進を目指し、VRを活用した体験型イベントとして実施された。VRという目新しさ、VR映像にしかできない障がい者視点の体験など、新たな福祉イベントの形を提示した。


開催当日の様子。締め切り前に定員を超える申し込みが寄せられるほどの反響があった

背景:支援サポーターの増員に課題感があり、新たな施策が必要だった

台東区福祉協議会では、公共施設でのチラシ配置を主な支援サポーターの増員施策としていた。しかし、コロナ禍による活動制限などもあり、新たな施策を用いた増員が喫緊の課題に。

そこでVRを用いた、新たなつながり作りに着目。支援サポーターの活動周知や視覚障がい者への理解促進などを目指し、体験型イベントの開催へと至った。

イベント内容:講師によるセミナー、VR体験、グループディスカッションなど能動的な参加を促すイベント設計

体験イベントには、特別講師として日本ブラインドラグビー協会の原聡氏が参加し、視覚障がいの種類などの基礎知識の説明を行った。VRで実際に視覚障がい者の視点を体験した後、グループディスカッションを行いそれぞれがどのような実感を得たかを話し合った。

一方向的に説明がなされるイベントではなく、参加者自らが体験し、その感想を話し合うことで、能動的な参加を促すイベント設計となっている。

内容 詳細
全体説明 実施内容、及び講師の紹介
様々な視覚障がい
  • 視覚障がいと言っても様々な視覚障がいがあり、具体的にどのような視覚障がいがあるのかを説明
  • 視野障がい(視野狭窄・中心暗転)、色覚障がい、光覚障がい
  • 全盲(白杖、盲導犬)
VRで体験 HMDを利用して実際に当事者の感覚を体験
何気ない職場の風景(社内会議の模様)が、各障がいの当事者からどのように見えるか
  • 視野障がい(視野狭窄・中心暗転)
  • 色覚障がい
  • 光覚障がい
視覚障がい者への配慮について考えるグループディスカッション どのような配慮ができるのかを考え、また実践していることを紹介しあう。
  • 参加者を5名4グループに分けディスカッション
発表
  • ディスカッションで出た意見を発表(時間に応じ複数グループ)
講師から
  • 当事者としてはどのようなことに配慮してほしいか。
    助かったエピソード、困ったエピソードの紹介

こだわり:運営スタッフによる、準備や操作の練習などは不要。手軽に行えるVR体験会

体験イベントの企画はNTTラーニングシステムズが行い、プレスリリースの配信などのプロモーション施策も並行して実施した。

VR一括制御システムを用いることで、専門的な知識や準備は一切必要なく、VR体験イベントを手軽に開催することが可能。イベント当日に、NTTラーニングシステムズのスタッフが、機材の持ち込みとセッティング、更にはVRシステムの操作まで行うため、イベント運営のスタッフは参加者の案内に集中できる。

VRシステムはローカルネットワークで接続するため、インターネット環境の用意も不要。施設選びの選択肢も増えるため、イベント開催のハードルを下げるメリットもある。

「VRシステム使用は専門スタッフにおまかせでOK。面倒な準備は不要。」機材はイベント当日にNTTLSスタッフが持ち込み。VRのセッティングはHMDを配布するだけ。タブレットによる端末操作もスタッフが実施。

イベントの様子と参加者の声:VRで視覚障がい者の視点を体験し、理解を深められた

VRでの体験に多くの方が興味を持ち、当日は定員20名がすべて埋まった。原講師による説明に耳を傾け、VR体験では各々が視覚障がいのリアルな視点を体験していく。グループディスカッションでは、体験を通じた感想が活発に飛び交い、理解の促進につながっている様子だった。

なお、VRシステムの制御は一括してスタッフが行っており、参加者はHMDを装着するだけでVR映像を体験できるため、複雑な操作などは必要としない。参加者にとっても、手軽に体験できるVRイベントとなっている。

イベント後、参加者からは「視覚障がいにも色んな種類があることを知った」、「VRを使って体験できたことで理解が深まった」、「街中で白杖を持った人に積極的に声かけをしよう」 といった感想があがった。

中心暗点

色覚異常

光覚異常

映像イメージ。様々な種類の視覚障がいを体験することで理解を深めていく

今後の活用:今後も継続的に体験イベントの実施を予定

過去にないほどの大きな反響があった、今回のVR体験イベント。支援サポーターの増員はもちろん、視覚障がい者への理解促進の実現につながる手応えを感じたとのことで、今後も二回目、三回目と継続的な開催を予定している。

本事例が活かせるシーン

以下のニーズをお持ちの福祉協議会、福祉関係団体、自治体などにVRを用いた障がい体験イベントの実施、プロモーション支援などを行います。詳細は、お問い合わせください。

  • 福祉支援サポーターの増員施策のために体験イベントを実施したい
  • 障がい者への理解促進、障がいの認知向上のために体験イベントや研修会等を実施したい
  • CSR活動として、障がい者の理解促進の取組みを行いたい

「視覚障がい体験イベントの活用シーン」福祉支援サポーター増員施策。視覚障がい者への理解促進。CSR活動の一環として。

台東区社会福祉協議会の紹介

台東区社会福祉協議会は、地域住民の参加と協力により、地域福祉の推進を行う民間団体。「誰もが安心して暮らすことができる福祉のまちづくり」を進めるために、高齢者や障がい者、子育て世代へのサポート事業、ボランティアや財産に関する相談など様々な事業を行っている。